遡ること10年前。2013年2月末の東京マラソンEXPOで、Onは日本に上陸しました。
巨大なEXPO会場の片隅に小さなブースを構え、日本のランナーの皆さまに「雲の上の走り (Run on clouds.)」について語りかけたときのことを、今も鮮明に覚えています。
「当時、Onに興味を持っていただいた方は、20人程でした。販売できたのは、3日間で16足でした。もしかしたら、これは思った以上に難しい仕事なのかも知れないと思ったことを覚えています」
当時を思い出し、何度となくそのように語りました。
Meet OnFriends 開催の趣旨
遡ること10年前。2013年2月末の東京マラソンEXPOで、Onは日本に上陸しました。
巨大なEXPO会場の片隅に小さなブースを構え、日本のランナーの皆さまに「雲の上の走り (Run on clouds.)」について語りかけたときのことを、今も鮮明に覚えています。
「当時、Onに興味を持っていただいた方は、20人程でした。販売できたのは、3日間で16足でした。もしかしたら、これは思った以上に難しい仕事なのかも知れないと思ったことを覚えています」
当時を思い出し、何度となくそのように語りました。
日本上陸時には文字通り「知名度ゼロ」のブランドだったOnは、日本のランナーやトライアスリート、トレイルランナーやフィットネス愛好家の皆さまの応援で、
日本に少しずつ根付いてゆくことになりました。一度でも履いていただければ分かるOnの楽しさが、少しずつ日本人にも広まっていったのです。
2015年5月には横浜にオン・ジャパン株式会社を立ち上げました。立ち上げ時の社員は、私を含めて3名でした。
オン・ジャパンのメンバーのやりたいことは、はっきりしていました。
それは、「もっと多くの日本人に、Onの楽しさを知っていただきたい」ということ。そのためにオン・ジャパンメンバーは日本中を旅してきました。
皆さまと一緒に街を、山を、レースを共に走ってきました。
そして、「ランニングを楽しくする (Put fun into the run.)」を創業時のミッションに掲げたOnの魂は、
オン・ジャパンのメンバーのみならず、日本人を中心とした Onコミュニティ「OnFriends」に着実に受け継がれていったのです。
2019年には、全国7都市を巡るコミュニティイベントを開催しました。東京を皮切りに、神戸・福岡・札幌・名古屋・白馬、横浜の7都市を1年かけて巡りました。
「Onを広めるために、オン・ジャパンメンバーたちと旅を続けてきました。その旅の中で縁が深まった土地でみんなで集まって、
一緒に走ったり乾杯したりするイベントをやりたかったんです。コミュニティに対する恩返しのひとつの形として」
一連のイベントの開催前、そのように語りました。
参加資格はありません。Onのシューズを履いてなくても、Onのアパレルを着ていなくても構いません。だって、10年前は誰もOnのことは知らなかったのですから。
皆さんの街の近くを誰かが走っているとき、気が向いたら一緒に走ってください。もし集まってくださったなら、とても嬉しいです。
もし1kmだけでも一緒に走ってくださったなら、その旅路が次の10年を紡いでくださると感じます。
Onのミッションは、"Ignite the human spirits through movement." ……「行動を通じて人の魂に火を灯す」ということです。
皆さまに走っていただくことで、日本中の OnFriends コミュニティの魂に火が灯ることを信じています。
何より、共に旅を楽しみましょう。ランニングを楽しむことこそが、Onの初心なのですから。
Dream On.
オン・ジャパン株式会社
共同代表 兼 Head of Community
駒田 博紀